2026-08-10
2026年8月10日 — 創立10周年を迎えたQYSEAは本日、次なる成長フェーズに向けた「インテリジェント水中作業システム」戦略を発表しました。本戦略は、水中環境をより高度にモデル化し、ミッションを自律的に遂行し、さらに複数のロボットシステムがネットワークを介して連携する、インテリジェントな水中オペレーションの基盤構築を目指すQYSEAのビジョンを示すものです。

複雑かつ刻々と変化する水中の物理環境は、業界全体に共通する大きな課題です。こうした環境下で安定した作業を実現するためには、信頼性の高いロボティクス性能、状況に応じて適応できる作業遂行能力、そして水中環境を的確に認識・理解するインテリジェンスを統合した確かな技術基盤が求められます。
QYSEAは、10年にわたる技術革新と、130以上の国・地域に広がるグローバル展開を通じて、大きく2つの段階を歩んできました。
第一段階では、コンパクトな機体設計、6自由度の全方位移動性能、そして研究開発から製造までを一貫して担う垂直統合型の体制により、プロフェッショナル向け水中ロボティクスの導入障壁を引き下げ、より幅広い現場で活用できる環境の構築に取り組んできました。
第二段階では、水中を「見る」ための観察用途から、実際に専門作業を遂行するためのシステムへと技術領域を拡大しました。ロボットプラットフォーム、モジュール式ペイロード、ソフトウェアソリューションを統合することで、点検、計測、各種調査・測量など、より高度な水中作業に対応しています。
現在までにQYSEAは、世界各国で120件を超える特許を取得しており、水中ロボティクス分野への継続的な研究開発投資を積み重ねてきました。
こうした技術基盤は、重要産業における実際の現場運用を通じてその有効性が実証されています。中東では大手エネルギー企業による海洋プラットフォームのジャケット構造物、貯水タンク、パイプラインの水中点検に加え、水中マッピングや3Dモデル構築にも活用されています。また欧州では、船舶検査事業者による船級要件に準拠した水中検査を支援しています。さらにノルウェーやチリのサーモン養殖現場では、養殖網の標準化された点検や海底モニタリングを可能にしています。
QYSEA CEOのBelinda Zhangは、次のように述べています。
「これからの10年間における水中ロボティクスの進化を決めるのは、ロボットが一つのミッションで何を実行できるかだけではありません。一つひとつのミッションから、システムが何を学び、次の作業へどう生かしていくかが重要になります。物理世界への理解、自律的なミッション遂行、そしてロボット同士が連携するネットワークを組み合わせることで、QYSEAは、より複雑な水中作業を、さらに高い安全性、一貫性、インテリジェンスのもとで実行できる環境の実現を目指します。」
今後QYSEAは、インテリジェント水中作業システムが、水中オペレーションそのもののあり方を大きく変えていくと考えています。複雑な水中資産の点検、保守、管理を、より標準化され、効率的かつ拡張性の高い形で実施できる環境を実現していきます。
ロボティクス、AI、そして長年の現場運用から蓄積された知見を融合することで、QYSEAは「水中フィジカルインテリジェンス」の新たな時代に向けた基盤を構築しています。水中世界をより的確に捉え、理解し、そして管理できる未来へ向けて、QYSEAは次の10年を歩み始めます。